内閣府地方創生審議官からのレターメッセージ

2019年2月12日(火)開催 SmartCity Technologyフォーラム@益田

本日は、スマートシティ・フォーラムが益田において盛大に開催されること、お喜び申し上げます。
内閣府でも、今、スーパーシティ構想の実現に向けて、様々な検討を進めています。
スマートシティの実現に向けた実験的な取り組みは、すでに日本各地で行われていますが、複数の分野の技術を同時に暮らし全般に取り入れるような、技術的な実証ではなく暮らしへの実装にこだわっている取組は、ほとんどないからです。
世界各地でも、スーパー・スマートシティとでもいうような、いわば街ごとビックデータ化/AI化を目指すような取組は、確実に進んでおります。
要素技術自体は日本でもほぼ、ないものはないと言えますが、いずれも、補助金頼みの実験ばかり、新たな取組を実際の暮らしに実際に導入する「実践」は、なかなか見られません。
ここ益田での取組の中でも、特に医療分野にフォーカスした血圧管理ヘルスケアサービスは、数少ない、実際の暮らしに溶け込んだ実践を目指した取組と理解しております。
その実践のためには、もちろん、技術も必要ですが、一番大切なのは、住民の皆さんの積極的な参加です。新しい試みに参画したからといって、別に、短期的に自分の暮らしにメリットがあるかどうかはわかりません。
しかし、住民の皆さんが、互いの情報を共有しあって、それによりどんなことが実現できるのか、みなさん自身の積極的な参加があることが、技術や理屈だけで何の「実践」もない他の取組と、益田の取組を大きく分けていくと思うのです。
今大切なのは、技術の先進性よりも、住民の皆さんの意欲の先進性です。
今日のシンポジウムが盛会となり、より多くの住民の皆さんの関心と積極的な参加を生み出す機会となることを祈念して、私の挨拶とさせていただきます。取組の成果についてお話が伺えるのを、楽しみにしております。
ありがとうございました。

内閣府 地方創生推進事務局
審議官 村上 敬亮